3月初め、近くの公園の桜の木には、蕾が風に揺れていて、もうすぐ訪れる春をじっと待っている。
この季節になると、やはり思い出すのは、あの東日本大震災。
身内に直接の被害者はいなかったけれど、少年時代の夏に過ごしたあの海岸の、いつも歩いた駅からの道や街並みが、様変わりしてしまった様子には心が傷んだ。
高校時代は、事あるごとにカメラを片手に釜石から宮古まで海岸線を見ながら旅した。
被害に遭われた方達やその遺族の方々の想いはどんなにか途方も無い重さであろう、、、。
今、私にできることは心に浮かんだメロディと言葉で歌うこと、想像力の足りなさを激しく自覚すること、わがままな自分を恥じつつも、小さくてもいい、何かすることでは無いだろうか?
— ソロワークス —
桜の蕾
2019年3月6日